1999/10/8
朝日新聞より

映画「南京」上映会場柏市、使用許可取り消す

 九日に予定されていた、南京大虐殺を舞台にした映画「南京1937」の上映会をめぐり、千葉県柏市は七日、会場として予定されていた市民文化会館の使用許可を取り消すことを主催者の市民団体に通知した。
この映画の上映をめぐっては、各地で右翼団体が抗議活動をしている。同市は「抗議活動が行われると市民生活に支障をきたす恐れがある」と説明している。主催者側は上映会開催を断念したが、「使用拒否は表現の自由の妨害だ」と市側に抗議している。

 主催者は県立高校の教諭ら約十人による「実行委員会」で、市は市民文化会館の使用を許可していた。市によると、一部の新聞に上映会を知らせる記事が掲載された今月上旬から、「上映するなら妨害行動も辞さない」などの内容で、右翼団体とみられる約五十件の抗議電話があったという。会場周辺には病院もあり、「救急車両の運行に支障をきたす恐れもある」などと判断したという。

 映画「南京1937」は昨年六月、上映中の横浜市の映画館でスクリーンを切り裂かれる事件などがあり、一部の自治体で会場使用を認めないケースが出ている。

10/8朝日新聞より

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