「特定秘密保護法案に反対する映画人の会」が12月3日に発足され、多数の映画人の賛同が寄せられています。

呼びかけ文

私たち映画人は、「特定秘密保護法案」に反対します!

今臨時国会において安倍政権は、「特定秘密の保護に関する法案」を提出し、国民多数の反対の声を無視して、その成立を強引に推し進めようとしています。

私たちは、この「法案」の内容、および拙速なその審議のありように大きな危惧と怒りをもって、この法案にたいし反対の声を上げるものです。

戦前、心ならずも戦争に対する翼賛を押し付けられた映画界の先達の反省に立ち、その苦渋と悔悟の思いを受け止め、日本映画界は戦後の歩みを開始しました。

そのことを思うとき、「知る権利」を奪い「表現の自由」を脅かすことになりかねないこの法案は、民主主義の精神にてらしあわせて、とても容認することはできません。

私たちは、この法案に反対することを表明するとともに、 広く映画界で活躍される皆さん、映画を愛する皆さんが 反対の声を上げてくださるよう、心から呼びかけます。

2013年12月3日
「特定秘密保護法案」に反対する映画人の会

   【 呼びかけ人 】
   新藤 次郎 (映画製作者)
   高畑 勲  (アニメーション映画監督)
   羽田 澄子 (映画監督)
   降旗 康男 (映画監督)
   山田 洋次 (映画監督)
   (あいうえお順)

リリース

「特定秘密保護法案に反対する映画人の会」を発足
「呼びかけ」と「賛同者」を発表しました。

私たち映画人は、多くの国民の声を無視して衆議院で強行採決し、参議院で審議されている「特定秘密保護法案」にたいし、たいへんな危機感をもって、この法案に反対する呼びかけを開始したところ、わずか4日間で 264名の賛同が寄せられました。

映画監督では、大林宣彦さん、宮崎駿さん、是枝裕和さん、井筒和幸さん、神山征二郎さん、山本晋也さん、黒沢清さん、原田眞人さん、小栗康平さん、森達也さんなど、次つぎと賛同が寄せられてきました。

また、俳優の吉永小百合さん、大竹しのぶさん、奈良岡朋子さん、脚本家の山田太一さん、ジェームス三木さん、小山内美江子さん、撮影監督など映画製作の各分野で活躍するみなさん、映画評論家、映画館館主のみなさん、そして全国の映画を愛する団体、個人のみなさんからも賛同の声が届きました。

私たちは今日12月3日、「特定秘密保護法案に反対する映画人の会」を発足させ、さらに映画人や映画愛好者のみなさんに「呼びかけ」を広げ、「特定秘密保護法案」の廃案まで、反対の声を上げていきます。

2013年12月3日
「特定秘密保護法案」に反対する映画人の会

<呼びかけ人>  新藤 次郎  高畑 勲  羽田 澄子  降旗 康男  山田 洋次

*詳しい賛同者名簿をご希望の方はご連絡ください。
*この件に関するお問い合せは、事務局までお願いします。
 <事務局>担当・浜田 TEL.03-5802-3121 FAX.03-5802-3124 info@cine-front.co.jp